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おしゃれなハンギングバスケットのカンタンな作り方!

こんにちは、ハウス工藤園芸スタッフ須藤明美です。壁やフェンスにかけられた美しい花かご「ハンギングバスケット」は、植物を上や横からの目線でも鑑賞できる人気の園芸技法のひとつで、近頃では個人の庭だけではなく、観光名所などでもよく見かけます。とはいえ、「憧れるけれど、ハンギングバスケットって、作るのが難しそう」「作り方がわからなくて困っていた」という声もよく聞きます。今回は初心者のみなさまのために「ハンギングバスケットとは何か」「ハンギングバスケットの魅力」、そしてハンギングバスケットに適した花選びなど「ハンギングバスケット作り」をご紹介いたします。


そもそも、ハンギングバスケットって何?

ハンギングバスケット(hanging basket)は、空中につるしたり、壁に掛けたりして用いる植木鉢や植木鉢を入れる籠のことを言います。つりかごで空中へぶら下げられる容器や壁にかけられる容器で、植物を植え付け飾る空間演出の方法のことでもあります。イギリスではじまったとされる歴史ある装飾園芸の技法です。



ハンギングバスケットの4つの魅力

ハンギングバスケットにはプランター栽培や花壇にはないたくさんの魅力があります。

  1. 限られたスペースを有効活用できる

  2. 上や横からの目線でも鑑賞できる

  3. インパクトがあり、町や我が家の「シンボル」になる

  4. 花壇や庭に置くと、たちまち「立体的」な空間を演出できる


ハンギングバスケット初心者Aさんと一緒に作ってみました。

見た目にも美しいハンギングバスケット、初心者さんにとっては「きれいに作れるか心配」などハードルが高そうと言われることもあります。実際に制作してみると、「思ったよりカンタン、しかも、美しくてうれしい」と喜ばれますので、今回はハンギング初心者のAさんと一緒に作ってみました。「ハンギングバスケットに必要な道具」、「ハンギングバスケットに適した花苗選び」、「制作手順」と順番にご紹介します。


ハンギングバスケットづくりに必要な道具はコレ!!

・スリットバスケット(スリット5列)(写真=中央緑色のバスケット)スポンジもセットになっています。

・土

・土入れ(写真中央前の緑色の小さな道具)

・花苗を15~20個(苗の大きさによって加減できます)

・S字フック


*壁などかけたり吊るしたりできる場所がない場合は、スタンド(写真=スリットバスケットをかけている白いスタンド)があると便利です。


次はハンギングバスケットに適した花苗を選びます。

ハンギングバスケットに適した花苗を選ぶことがポイントです。ハンギングバスケットには植物の育ち方が縦に伸びるものよりも、横にこんもりと茂って育つものが適しています。ハンギングバスケットに適した花苗は、ニチニチソウやアゲラタム、インパチェンス、コリウス、アイビーゼラニウム、ベコニア、ペチュニア、などがおすすめです。

(*写真左上からアゲラタム、上中央インパチェンス、右上コリウス、左下アイビーゼラニウム、下中央ペチュニア、右下ベコニア)


Aさんはピンクや赤、白などでかわいらしい夏の花で「ニチニチソウ」を選びました。

花苗が決まったら、いよいよ7つのステップでハンギングバスケットの制作に!

1、スリットバスケットにスポンジを貼ります。スポンジにある切れ目に花苗を入れていきます。スポンジにおおわれているので土がこぼれることなく、植物だけが表面に出て、きれいな状態で植えられ、管理することができます。


2、貼り付けたスポンジ部分に土をかけます。スポンジの粘着面がそのままだだと、ベタベタとして、苗がくっついたり、手に貼りついたりして作業がしにくいので、粘着面に土をかけておくと大丈夫です。


3、スリットの切れ目を開き、プランターの下方の1段目にスリットに沿って、花苗を上からいれていきます。


*ピンク色の花と白色の花を交互に入れてみました。


4、次に2段目の花を同様に入れていきます。


5、次に3段目を同様に入れていきます。入れ終わったら土を足します。


6、次に最上部に花苗をバランスよく配置します。


7、最後に隙間に土を入れて完成です。花苗を入れ終えました。なるべく隙間がないように調整し、一体感が出るようにします。花が成長するので、出来上がりは少し隙間があっても大丈夫です。


「できたぁ!!」。プランター栽培や花壇とは違う喜びがあると拍手しながらうれしそうなAさん。赤、ピンク、白がバランスよく配され、かわいらしい仕上がりになりました。

「おしゃれなハンギングバスケットのカンタンな作り方」の記事はいかがでしたか。Aさんはハンギングバスケットスタンドにかけて、ご自宅の玄関前でシンボルにするそうです。外壁やフェンスなど、外に面するところに飾っていると、ご近所の人にも思いがけなく喜ばれて、「きれいにしてますね」などと声をかけられたり、「どうやって作るの?」と尋ねられ、作り方の話から、花談議で盛り上がることがよくあります。ハンギングバスケットがきっかけで、花の話題で会話が弾み、花でつながるうれしい体験です。

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