花のエピソードって面白い!1月の花の花言葉を調べてみました。
更新日:2019年3月12日
花言葉にはたくさんのエピソードがあるのをご存知ですか?お花には古くから言われ続けている花言葉があります。神話や伝説から生まれたもの、または、中世ヨーロッパで騎士が戦場に行くとき村に残した恋人に思いをこめた花を贈ったこと、キリスト教の宗教的なシンボルとしてなどなど、ヨーロッパの国々で発生してきたそうです。花の姿や香りなどからイメージされたものもあるようです。今回は、1月に使われる花言葉(シンビジウムと、スイセン、スイートピー)と、ただ今、ハウス工藤園芸にある冬の花と花言葉を選んで調べてみました。
1月の花言葉
【シンビジューム】
花言葉 「飾らない心」「素朴」「高貴な美人」「華やかな恋」「誠実な愛情」

シンビジュームは、洋ラン(蘭)の仲間で、寒さに強いことから、冬の花として広く知られています。やさしい色合いが多いことから 素朴で親しみやすい雰囲気を感じさせるのでしょう。洋ラン(蘭)の仲間だけに、華やかさも備えている面もあります。
【スイセン(水仙)】
花言葉 「うぬぼれ」「自己愛」「エゴイズム」「神秘」「尊重」

春の球根植物で人気の水仙。花言葉の「うぬぼれ」「自己愛」「エゴイズム」「神秘」「尊重」は、ギリシャ神話の伝説から誕生したそうです。(美少年・ナルキッソスが、水面に映った自分の姿に恋をし、水仙に姿を変えたとか。そのため水仙はうつむいて水鏡をのぞくように咲くのだといわれています。ナルシストという言葉もこちらが語源だそうです)
【スイートピー】
花言葉 「門出」「優しい思い出」「別離」「ほのかな喜び」

この花言葉はスイートピーの花が“今にも羽ばたきそうな蝶”に似ていることから誕生したといわれています。そのため、進学や、就職など、新たな一歩を踏み出す方へ贈る花として最適です。ほのかな甘い香りをもっており、ヨーロッパではその甘い香りから寝室に飾る花としているそうです。
ここからは、ただ今、ハウス工藤園芸にある冬の花と花言葉を紹介します。
【クリスマスローズ】
花言葉 「いたわり」「慰め」「追憶」「私の不安をやわらげて」「中傷」

「いたわり」「慰め」の意味は、花や葉の薬効を知った古代ギリシャの人々が、クリスマスローズを精神安定剤として利用して不安を払いのけたということからきているそうです。「追憶」は自分のことを忘れないでほしいとい願いをこめて恋人にクリスマスローズを贈っていたこと。他には、キリスト誕生とクリスマスローズの伝説もあるそうです。最近では合格の花ともいわれています。クリスマスローズの花弁は本来ガクといわれている部分なので落ちない性質があることからです。これからの受験シーズンに励ます花でもあるのですね。
【シクラメン】
花言葉「遠慮」「気後れ」「内気」「はにかみ」

シクラメンに関する伝説で、旧約聖書に伝えられているのは、草花好きだったソロモン王が王冠に何か花のデザインを取り入れようと思い様々な花と交渉するが断られ、唯一最後に願いを聞き入れてくれたたシクラメンに感謝すると、シクラメンはそれまで上を向いていたのを、恥ずかしさと嬉しさのあまりにうつむいてしまい、今のような下向きの花となっていると言われています。 色別によっても花言葉があり、赤は「嫉妬」、 白は「清純、気遣い、綿密な判断」、 ピンクは「憧れ、希望」、 青は「内気、遠慮」、紫は「絆」だそうです。
【ハボタン(葉牡丹)】
花言葉 「祝福」「物事に動じない」「利益」

「祝福」は花色(葉色)が紅白で、2色ともに使うことが多く、めでたい色、縁起が良い色ということから。「利益」は、葉牡丹がキャベツの仲間でよく似ていることから、キャベツと同じ花言葉がつけられたそうです。キャベツの花言葉は、何枚も重なった葉っぱの中に幼い芽や花があることから「赤ちゃんはキャベツの中から生まれる」という言葉もあり、「利益」「利得」とつけられたといわれています。
【ツバキ(椿)】
花言葉 「控えめな優しさ」「誇り」

花の少ない時期に見事な花を咲かせ、光沢のある肉厚の葉、そして長寿であるため「繁栄の象徴」とされている花木。花の色別にも花言葉があり、赤い椿「控えめな素晴らしさ」「気取らない優美さ」「謙虚な美徳」。 白椿「完全なる美しさ」「至上の愛らしさ」「申し分のない魅力」 。ピンクの椿「控えめな美」「控えめな愛」「慎み深い」などです。
【ローズマリー】
花言葉「追憶」「思い出」「記憶」「貞節」「あなたは私を蘇らせる」「誠実」「変わらぬ愛」「私を思って」「静かな力強さ」

ヨーロッパではローズマリーは、古代ギリシャ時代から神秘的な花としてお祝いや葬儀に使われてきました。ローズマリーを身につけると記憶力がよくなると考えられていました。シェークスピアのハムレットでも記憶と愛情に関する花言葉にちなんだせりふが登場しています。
いかがでしたか?私はあまり花言葉について詳しくなかったのですが、今回調べてみてとても感動してしまいました。中世の騎士と今の私が同じ思いを感じているなんて。とっても素敵なことですね。そして、改めて、お花は人の中で歴史とともにあったのだなと感じました。