北海道のガーデニング準備は今がピーク!苗選びのコツ

最終更新: 2019年3月30日


少しずつ日差しも暖かくなり、春が近づいてきていると感じる毎日ですね。今年のガーデニングについて考えている人も多いでしょう。今回は北海道でのガーデニングを楽しむために必要な準備と苗選びのコツをお届けします。

北海道のガーデニングを楽しむ準備、3つのコツ


北海道のガーデニングを楽しむ3つのコツをお伝えします。1つ目は北海道ではガーデニングの準備は2月から、2つ目は苗選び、3つ目は地域に適した苗を選ぶことについてです。



1、ガーデニングの準備は2月から


北海道は長い冬の期間があるため、本州に比べてガーデニングシーズンが短いのが特徴です。だからこそ、春の訪れを待ち焦がれる気持ちはどこよりも強いと思うほどです。春を迎えたら、心躍り、思いっきり楽しめるのは北海道の土地柄なのかもしれません。また、本州では暑さが厳しいため、夏越しが難しいといわれる植物も、涼しい北海道では楽しめるものが多くあります。ところで、北海道のガーデニングの準備が2月と聞いてピンとこない方もいるかもしれませんが、準備は今がはじめ時です。



2、失敗しないガーデニングは丈夫な苗が決めて


ガーデニングを長く楽しむためには苗選びが大切です。それは言うまでもなく「丈夫な苗」を選ぶことです。(丈夫な苗の育て方は後方でお伝えしています)



3、地域に適した品種を厳選すること


もう一つ大切なのは、この地域に向いている品種を厳選することです。同じ地域で育った苗は、すんなりと環境になじむからです。三つ子の魂百までのように、子育てと一緒で小さいときの良さがずっと続くのです。


丈夫な苗が育つ苗作り、3つの条件


1つ目は種まき、2つ目は発芽後の管理、3つ目はポット苗で成長するまでの管理です。ここで、丈夫な苗を育てるハウス工藤園芸のストーリーとともに、その過程を紹介させてください。



1、種まき


種の種類によって、まき方や管理が違いますのでどんな性質なのか知るのが大切です。例えば、種には、好光性(発芽に光が必要のもの)と、嫌光性(光が当たると発芽しないのもの)があり、覆土(ふくど)といって、種に土をかぶせて光をさえぎる必要があるものがあります。そして発芽温度も種類によって違います。温度設定ができる「温床(おんしょう)」と呼ばれる設備で管理をします。発芽の条件は、温度、水分、光などで、たくさんの注意点があります

土は、水はけがよく、肥料分を含まない清潔なもので、当店ではオリジナルブレンドの土を使います。「ばらまき」、または「すじまき」でまきます。種が重なったり、密集しないよう、全体的にまんべんなくまくのがコツです。嫌光性(けんこうせい)の種は、その上に覆土をします。



2、発芽後の管理


発芽してからの管理で大切なのが、鍛えた苗を作ることです。鍛えていない苗だと、実際に外で植えた時に弱ってしまうからです。植物は、環境の変化にとても弱く、慣れるまでとても体力を使います。焼けたり、縮んだり、傷んだりのダメージから回復するのはとても大変なのです。なので、抵抗力がつくように、ある意味刺激を与えて管理します。自然界では風や、雨など様々な刺激がありますが、ハウスだとそれがありません。ヒョロヒョロと伸びすぎないように、苗を手でなでたり、水を控えたり、温度を高くしすぎないようにしたり、外気に当てたりなどなど、特に野菜苗は厳しく育てます。そのように育てた苗は、果菜類では実が実りやすいということもあります。



発芽して本葉が2~3枚になったら、移植といって、1本づつ個室のマスのあるトレーに、ピンセットで移します。それから1~2カ月たって、しっかり根が回って新しい葉も展開してきてやっと「プラグ苗」になります。



3、ポット苗で成長するまで


その「プラグ苗」を今度は9㎝、10.5㎝のビニールポットに1本1本手作業で植え付けて「ポット苗」を作ります。ハウス1棟2~3万ポットで、そのハウスが全部で25棟以上あり、しゃがみこんで植えこむ作業は体が痛くなったりと、大変ではありますが、お客様の喜んでくれる姿を思い浮かべ、それを励みにスタッフ一同頑張れています。「プラグ苗」を植えこんでから約1~2カ月、苗同士、葉がぶつからないように、苗と苗の間隔をあけて、のびのびと育つように広げる作業や、枯れ葉を取り除く、などの手入れをして育てます。



種まきから感じられる自然の奥深さ


種まきから苗作りは、毎年の天候や環境によって大きく影響があり、何年経験しても同じということはありません。話してくれない植物のココロを知るには、日々の観察、長年の経験が必要不可欠です。苗を育てている時の私たちスタッフは、さながら新生児病棟の看護婦のようです。この子は大丈夫かしら?病気ではない?水が欲しいのね。などなど、大きくなるまで気が抜けません。


種まきから取り組むと、苦労もありますが、たくさんの喜びもあります。何度経験しても、きれいに発芽した時、立派に育って花が咲いてくれた時、お客様に喜んでもらえた時の嬉しさは格別なものがあります。そんな喜びを体験できるのは、生産から取り組む園芸店ならではかもしれません。今年も皆様に私たちの育てた苗で楽しんでいただけたらとても幸せです。もうすぐやってくる春を、一緒に楽しみませんか!


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